2018年 06月 18日
あえて今回は使ってみました。 先日6月のアドっていいともの会では「こどもにも断る権利があること」を認めること そして親も「引き下がる勇気」を持つことを話しあいました。 課題の分離もそうですが、これを経験する中で親子の中にも自然と 子どもにも立派に権利は存在することを身に付けられるような気がします。 週末観に行った「万引き家族」もそうですし 目黒区で起こってしまった5歳の女児の虐待死にも 同じようなことを考えてしまいました。 すでに起こってしまったことに対して「悪い!」「とんでもない!」「許さない!」だけで 対策を求めるのは (もちろんその罪の重さを軽くしろということではなく) 対処療法にすぎないのです。 目黒区の事件の母親はもしかしたら、お子さんは5歳で亡くなってしまったけれど その生き残りなのかもしれません。 生き残りの果ての姿があの母親であったとしたらなんの解決にもなりません。 こどもにだって 生きる権利 育つ権利 守られる権利 参加する権利 があるのです。 そしてそれらの権利があることをこどもは知る権利があります。 そしてそれらを知らせる義務が大人にはあるのです。 それらを知っている子どもたちはこの国では少ないように思います。 それには大人、親の覚悟が必要だからです。 どんな覚悟か 「こどもが自分の思い通りにならない」覚悟です。 「こどもを自分の思い通りにしようとする」こと自体が 虐待に繋がる危険があることを認める覚悟がなければ どんな法案ができても どんな厳罰が加えられようと 全ては対処療法でしかないように思うのです。
by moussedenell
| 2018-06-18 09:20
| アドラー心理学
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