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2016年 10月 27日

ありふれた言葉で表現する…鶴見俊輔

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今年は初頭にアドラーに出会ってから、
久しぶりにコンスタントに本を読んでいる気がする。

この秋に哲学者の鶴見俊輔(1922-2015)を知った。
正確に言えばtwitterのbotをなんの拍子かみつけてしまったことがきっかけ。

たとえば
「この数年、私はおもに家にいて、主婦のする仕事をならいおぼえて、
その立場から世界を見ることを学びました。そのように、一日中雑事のあいまに
文章も書くというくらしをしていると、観念のうえでのつじつまのよくあった
思想体系について、うたがわしさを感じるようになります。」

「自分の文章は、自分の思いつきを可能にする。それは自分の文章でなくても、
人の書いた文章でも、それを読んでいると思いつき、はずみがついてくるというのは
いい文章でしょう。自分の思いつきのもとになる、それが文章の役割だと思います。」

あーもうなんでもいいから丸ごと1冊読みきりたいなと思い、数冊購入。

アドラーと似ているなと思ったのは、思想そのものは違ったとしても
なるべく日常に使われている平易な言葉で、
教育や世界のありよう、人間の根源を解き明かしていこうとする姿勢。

なんでもかんでも難しい言葉を使って、
ついてこられるやつだけついてくればいいという
自己満足感な気配は感じなかった。

私も妻になり親になり、
頭で色々考える前にまず動け!!とりあえず動け!!
という状況は独り身のころより圧倒的に増えた。
そうでなければやり遂げられない日常はたんまりとある。

それでもまた自分自身のこととなると色々深く考えたり、
思考の海に入ってぼんやりしたり、
ぷかぷか揺蕩って(たゆたって)いたい時だってある。

海から出たり入ったり、毎日は忙しいのである。

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by moussedenell | 2016-10-27 10:33 | 無題


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